2009-01-01から1年間の記事一覧

メモリという比喩

ここまで書いて思い出したことがあるんだけど、要するにこれって、柏端達也さんが『行為と出来事の存在論』asin:4326101172で書いていた「メモリを大量に必要とする」(まえがき)ってことなんじゃないだろうか。さらに思い出してみれば前述の内田樹さんは知…

ジャック・ラカン『テレヴィジオン』asin:4791751884

一度目だけは通したけど、全然わからなかったこの本。今回、最初の部分が、ちょっとだけわかったのでメモ*1。 通常自分が文章を書くときは、「わたしは…と考える/思う/信じる/知っている」という風に書いていくものである(と「考えていた」)が、どうも…

ネットで

いろいろ昔の作品を調べたりしているのだが、時々放送コードにひっかかるようなところがあって気になる。 (僕が気になってるのは『買物ブギ』、『チャージマン研!』、外国ではモンティ・パイソンなど)マンガなんかだったら手塚治虫さんとか藤子(F)不二雄…

弾幕系の次は干渉系?

ダライアスの最新作が出るそう。作曲もOGRさんらしいし、要注意ということで。 ファミ通の記事を読む限り、Gダライアスのレーザーシステムを踏襲してるのかな、とも見えたが、Gダライアスの時はレーザーを次々干渉させていくのが醍醐味だっただけに(という…

さっきの友人の話で思い出した

それぞれは全然住所、思想は違うが、年齢と大きい専攻が一緒である別々の友人がいるのだが(彼らどうしは友人ではない、と思う)、彼らに共通の話題としてあがったのが『よつばと!』と南方熊楠だった。この2つを押さえておくと某学問を志す人たちは話につ…

コンビニにて

「あずまんが大王 補習編」『ゲッサン』連載、をいまさらながら読む。『よつばと!』はあまり読んでないけど、それでもOSは『よつばと!』でソフトは『あずまんが大王』を走らせてみました、というような感じ。よく「キャラが勝手に動く」のがよいマンガの基…

ヴィレッジバンガードにて

いがらしみきお『ガンジョリ』asin:4091816657。 最後の話が特に面白い。人が発する何らかの感情のもとが、もし、怖さのもとに転化したら…。『ぼのぼの』とかだとそれが笑いだったりするんだけど。 『yaso夜想 ヴァンパイア』asin:4902916096。 巻頭インタビ…

所属しているMLで友人の一人がとりあえず、というかやっと、というか、とにかく成し遂げたことを知る。これからのこともあるのだけれど、やっぱりおめでとう、おつかれさまとここには書いておくことにする。

断片

シュッツによれば、現実は(宗教的、科学的、芸術的、…)多元的であり、その多元的な現実の中で至高の現実であるのが日常生活の世界である、とされる。確かに、日常世界において意味を持たなければ(普段の生活とつながっていなければ)どのような世界も(そ…

ドント&ノット

テレビをボーっと見てたら、CMにドント&ノットが出てた。これ、元ネタもう10年前なんだよなー。ロマン吉忠に続くフィーチャリング第2弾、とも言えるし。どうしてもキャラクターものが生き残っていくのは仕方ないけど、初代ミッドナイトクッキングをフィー…

最近読んだ本。 『職業としての政治・職業としての学問』asin:4822247228 学問論のところ。 『社会学の根本概念』asin:4003420969 昔にウェーバーの話で出てた客観性の問題について少し考える。この論文読んでても、どうも社会の複雑性を一刀両断する、とい…

今日、テレビをザッピングしていたら、西原理恵子さんが「エチカの泉」(だったっけ)に出ていた。雁治君おそらく初公開。しかし、NHKの時もそうだったけど、鴨志田さんのアル中についての話ばかりで、もっと西原さんの毒にせまってほしいような気もした。な…

『職業としての政治/職業としての学問』マックス・ウェーバー著、中山元訳、日経BP文庫asin:4822247228。 「政治」部分をざっと読む。前に「学問」を読んだときも思ったが、彼の中のニーチェに対する態度が真面目で面白い。信条倫理/責任倫理の考え方はお…

今更ですが

シューティングゲーム、いわゆる弾幕系さわりはじめました。面白いです。低速移動時に当たり判定が出たりとか、妙なところで徹底して実用的なシステムなのがちょっと笑えます(いや、たぶんこれまでの積み重ねなんだろうからあまり笑うと失礼なんだろうけど…

レヴィナスの考え方(『全体性と無限』を読んで)

レヴィナスの理論ではアノミー形殺人(日本でいうところの「死刑になりたかったから殺人」)を批判することができないように思われる。これは「顔を見ない」のではなく、顔を見ることが意味をなさないところにその問題がある。では、どうすればよいのか。 2…

樫村愛子『ラカン派社会学入門』、asin:4906388698。

77ページ。関連性理論(本文中ではレリヴァンス理論)はまったくの無意識的(無意図的)発言に対しては無力だということに関して。 大筋ではそのとおりだと思う。しかし、コミュニケーションとしての関連性理論を考えた場合、わざとらしい言葉使いに無意識の…

その勉強会用に 全体性と無限―外部性についての試論 (ポリロゴス叢書) を再読。難しい本なので何度読んでも新鮮な気持ちで読める(読んだことを忘れてる、ともいえるわけだが)。 純粋経験の哲学 (岩波文庫) これは別。『プラグマティズム』読んだときにも思…

いろいろ読んではいるけど、なかなか書き出せない。最近読んだ中で面白かったのが、 東京大学「80年代地下文化論」講義 (白夜ライブラリー002) で、これのおかげでYMOやラジカルカジベリビンバシステムが僕の中で一直線につながった。ただこれについて書こう…

『極魔界村改』をクリアする(LIFESTOCK B)。1年近くほったらかしておいたゲームだったけど、慣れてからはまずまずのスピードでクリアできた。あまりステージ間の難易度に差がないのかもしれない。無印ver.に挑戦するかどうかは未定。key of lifeの坂本裕…