2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ウェーバー

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー著、大塚久雄訳、岩波文庫、1989。isbn:4003420934 何とか読む。二章は歴史小説を読むような面白さだった。ただ違うのはその一貫性がプロットのそれではなく論証のそれであるということ…

『アトラス』isbn:4588008072

こちらはニュースとして。ミシェル・セールの新訳。

『他者と死者』内田樹著、海鳥社、2004。isbn:4874154980

今日買ってきて読む。いろいろな感想を持つが、その中で二点だけを挙げておこうと思う。一つはレヴィナス色が強かった(と僕が思った)ことについて。一応はレヴィナスを何冊か読んでいたので、この本を買ったのはどちらかというとラカンのことが知りたかっ…

アイディア

ドラえもん−ラカン話の続き。内田樹さんとまったく同じ論法を使えるんじゃないかということ、そのことによって「ドラえもんだけでは大人になれない」(『おじさん的思考』所収の一テキスト)というかたちを、もしかしたら変えることができるかもしれないとい…

ひさしぶりに

某先輩と話す。ちょっと驚く話。

修と治

日曜日の朝日新聞を読んでいると金森修さんのコラムと橋本治さんのインタビューが読めた。二人とも評論するときの鋭い切り口、熱い思いの両方があって好きだ。個人的にはあと二人治虫と修を推したいのだけれども。

風邪ひいた。

金曜日夜遅くまで起きていたせいか、起きるとのどがいがらっぽい。自覚初期症状、要するに自分しかわからない初期症状状態。経験から、この時期に風邪薬を飲んでしっかり寝ておくと症状が軽いままで済むだろうことが予測できるのでそうする。ちょっとふらつ…

『世界制作の方法』第二章

読書会 in cyberspace。リアルタイムでみっちりと話を聞く(読む)。グッドマンの考えは要約しにくいし、説明しにくいのだが、その分自分が理解しているかしていないかがバッチリわかってしまう。考え方自体も明晰なため、みんなと読むのはしんどいけど面白…

『神話と意味』レヴィ=ストロース、大塚保夫訳、みすずライブラリーasin:4622050072

「第一講 神話と科学の出会い」 手元に積んであった本からパラ読み。

『世界制作の方法』

「第二章 様式の地位」を。レジュメを参照しつつ。これも直前になって読んでるな。読み込みが足りずに変なこといったらゴメン。と予防線を張ってみたり。

プロ倫

第一章 ・2「資本主義の「精神」」(pp.38-94) ・3「ルッターの天職概念」(pp.95-136) 前者は「お金をもとにしたお金儲け」が「エートス」となっている資本主義の精神を慎重に論じている(単なるお金好き、吝嗇、風潮などとは区別される)。後者ではル…

しかし

ウェーバーとかフッサールとかここらへんの人たちがすごいのは方法論と実践を一度にやってしまっていることだよな、とか思う(無論、そういうわけ方をするのは「あとだし」ができるこっち側の考えでしかないんだけど)。それでこっちは勝手に方法論と実際の…

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

マkk(以下略)著、大塚久雄訳、岩波文庫asin:4003420934 一 信仰と社会層分化(〜p37) 最初は問題提起から。何で宗教的に厳しいプロテスタントが世俗的に活躍(=資本家、技術者として)してんの?って話。まずはこの問題の立て方自体を解説している。「客…

あることないこと

ないことはあることをもとにしてしか考えられない、そういったのはベルクソンだったっけ。しかし、だとすると、なくすることそのものが過剰なことなのかもしれない。「私はあるすらも抹消する」(「ラ・ディフェランス」)というフレーズが妙に頭に残ってい…

エンタの神様つながりで

波田陽区を見る。そういえば職場でも明らかに影響を受けた物言いを聞いたことがあるくらい(もちろんおしゃべりとして、「残念!〜斬り!」)、メジャーになってきている。個人的な思いつきとして、カルナップがハイデガーの「なぜ無が存在するのではないの…

エンタの神様見てたら

長井秀和が「テレビでヨン様がそうそう出てこられるはずがない。出てくるのはスマイリーキクチだ!私としてはどっちでもいいんですが。」というネタをやっていた。ありがとう(リンク先は前書いてた僕のブログです)。

『肉中の哲学』

本屋で見つけたが、ものすごく分厚い。隣に『千のプラトー』があったので、厚さを比べてたりした。今日本屋で分厚い哲学書2冊の厚さを比べていたおバカな人物をみかけたならば、それは僕かもしれません。

とはいえ

知られてしまったので、あわてて更新してみたり。仲正昌樹さんのインタビュー。何か違和感を感じるんだけど、それは違和感を表明している文章であるこの文章に違和感の表明が足りないからなのかもしれない。どういうことかというと、違和感を表明するときは…

うっかり

ここの存在をある人(大学時代の先生!)に話してしまう。別にかまわないけど、ちょっと動揺する。しかし、この動揺って何なんでしょう?別に読まれて困ることはないんだけど、それでも以前合宿に参加したときに、初対面の人にある程度の情報が伝わっていた…

ドラえもん(ズ)をラカンで

誰か説明してくれないかな。僕はラカンが全くわからないので、二次文献をもとにしたアイディアを記録しておく。・「耳」の不在→去勢 ・「耳」の不在、特徴の不在(後発キャラクターであるがゆえの過剰なキャラクター付け)、能力の不在(兄妹間ですらオイル…

ジャック・デリダ死去

とうとうって感じですか。僕としてはやっぱりいろいろ参考になってたんだと思う。何を書いてもそれはすでに反覆されているだろうなー(「合掌」とか「ご冥福をお祈りします」とか)。しかし、そのことが死者を弔うことになる。死者を弔うということはゆっく…

チャットで読書会

N.グッドマン『世界制作の方法』の一章を。話をふくらませる(そらせる?)役割を中心に。自分で言うのもなんだけど、結構覚えてた。年代も幅広かったし、話題も結構ツーカー的に通ったし、…戻りたくなってきちゃうじゃないか。少なくともオフいっぺんやりた…

本屋で見たもの

・『文学のユートピア1942−1954ロラン・バルト著作集 1』みすず書房asin:4622081113 『記号の国』(表徴の帝国?)も近々出るようで。 ・ハーバーマス関連いろいろ。 5〜6冊ほど一気に。京都賞受賞の関係? ・『思想』岩波書店 時間論関連。入不二基義さん、…

客観性論文続き

今日はp122、第50パラグラフまで。難しく、よくわからない箇所アリ。自然科学とは違って、文化事象がどうしても主観的側面を含むものであるということ、そしてそれゆえあんまり性急な結論を出すのはどうか、ということを書いているのか?とりあえず一度通読…

秋を感じるとき

衣替え。 実際「涼しい」というより「寒い」。 最近いくらでも寝れる。

読み始め、読み直し

マックス・ウェーバー こちらは読み始め。 ・『職業としての学問』asin:4003420950 ・『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』asin:4003420926 ともに岩波文庫。 前者は短いこともあってスラスラと。昔も今も学者ってやつになるのはタイヘンだとい…