2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中島らもさんの雑誌掲載分を取りまとめた 『君はフィクション』ISBN:4087748197 『何がおかしい』ISBN:4861911869 が発売されたので読む。前者は最後の作品としてところどころ(例えば鈴木創士さんの『中島らも烈伝』、pp.159-161)には書かれていた「DECO-C…

独り言

エリック・アイドルのスケッチと嘉門達夫の笑いの類似性。<ナッジナッジ/お話の時間>、<「伝家の宝刀」内の「妄想」/同アルバム内「ショートソングPart4」><肉屋スケッチ/丁寧と乱暴が同居する男>。余談:エリックについて言えばその後の「新聞販売…

実際に読んでみた

先日のコメントを受けて市野川さんのベンヤミン論を読む。ベンヤミンの『暴力批判論』の原文を読み解くことでよりベンヤミンの文章が持つ両義性(と言うべきか?市野川さんははっきりした解釈を示しているし。むしろベンヤミンの持つ複雑な、悪く言えばいや…

強弱のポイント

菊地成孔×UA『cure jazz』asin:B000FVQNAU を買う。僕はUAの露出癖的なジャケットがあまり好みでなかったのだが(その意味でこのジャケットは意外だった)、そのゲテモノ的強さ(ってこれ褒め言葉なんだけど全然褒めてないな。だけど、土偶が母性のグロテス…

読んだ本

帰省中なので適当に選んだ本である 『法の力』ジャック・デリダ著、堅田研一訳、法政ウニベルシタス、1999。ISBN:4588006517 の第二部、「ベンヤミンの個人名」を読む。前にも書いた、ベンヤミンの出してくる二項対立はそれら自体が相互にたえず干渉しあうも…

観た映画

MI-IIIとスーパーマンリターンズを観る。 MI-III。ストーリーの密度のブレが激しい。ネタバレが唐突だったり、大事なイベントのカット(人質を助けるためあるアイテムを手に入れる必要があるのだが、そこの入手過程は他の活躍に比べて大幅にカットされている…

実家に

帰省。知らない間に変わっていくわが実家。某前後番組のBGMが頭の中をループする。母娘ケンカを適当にあしらいつつ、火曜日には仕事に戻る。 それにしてもこの連休は休んでよかったと思う。なんか閉塞気味だった気分がちょっと快方に向かったので。

意識の流れと時の流れ

意識の流れと時の流れは違う。意識は反復するからだ。時は反復しない。時の流れに意識の流れは引きずられるが、一方でそれに抗うかのように反復する。意識が反復することを的確に見積もることが必要だ。

『実践理性批判』宇都宮芳明訳、以文社、2004。ISBN:4753102319 注釈と本文を往復して読むと面白く読める。最近カントばかり読んでたのでちょっと飽きているのかもしれない。たまにこういうことはある。 『フーコーコレクション3 言説・表象』ISBN:4480089934…

一時停滞

なんか本を読む気になれない。水泳もさぼった。暑さにやられている、というわけだ。 休日は気分転換とばかりにタイムクライシス4をクリアした。前にシューターの人とも話したことだけれど、僕も今回はステージ1が最大の山場だと思う。ステージ1を投げ出さず…