『職業としての政治/職業としての学問』マックス・ウェーバー著、中山元訳、日経BP文庫asin:4822247228
「政治」部分をざっと読む。前に「学問」を読んだときも思ったが、彼の中のニーチェに対する態度が真面目で面白い。信条倫理/責任倫理の考え方はおそらくニーチェの考え方をドライに割り切りすぎているが、だからこそニーチェが時に陥りがちな信条倫理への傾斜を批判できるようになっていると思う。『プロ倫』では上部構造/下部構造についての位置取りをひっくり返しているし、ウェーバー社会学が面白いのは下敷きにあるものとの関係が意外にスパイスになっているのかもしれない。

社会学の一般概念』asin:4003420969
いろいろあって憂さ晴らしに買った本だけど、これ、シュッツの『社会的世界の意味構成』でめっちゃ参照しているやつじゃないですか(『経済と社会』の序文)。薄いしたぶん憂さ晴らしにパラ読みすることになると思う。