2005-01-01から1年間の記事一覧
そろそろ寒くなってきつつある。僕としてはまだ涼しい部類かな。
『書評のおしごと』橋爪大三郎、海鳥社、2005。ISBN:4874155421。 社会学者橋爪さんの書評集。著者は「規定演技のカタログ」であり、「著者(というか、評者)のまとまった考え(自由演技)」ではないと書いてあるが、なかなかどうして、十分橋爪さんの著書…
何よりもみんなが一つ歳をとるということだ。自分自身ではなかなか自覚することができないのだが、今回の帰省で(写真だけではなく)それを強く感じた。
実家に帰ると、母親が写真を持ってきた。 一応僕は数年前に大学を卒業したことになっているのだが、そのときの写真が出てきたと言うのだ。確かに卒業式のときに写真を撮ったが、そのままにしておいた。しかしずっとほっておいた僕も僕だが、よく使い切った親…
ニュースとしては前の話になるが、政治家の後藤田正晴さんが亡くなられた。この人については、かつて下で働いていた佐々淳行さんの書いた『わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト』ISBN:4167560097ど、この中に後藤田さんを評して(もちろん世間では切れ者…
フロイト『精神分析学入門』中央公論社『世界の名著』所収、1966。 ISBN:4121600088 ISBN:4121600118 (ライプニッツ時と同じく、リンク先は中公クラシックス版にしました) うさんくさいところも多いが(あるいはそれゆえに?)面白い本。ただ、そのうさん…
なんか変化をつけてみたかったので。
思ったより進まず。でも面白くなってきた。名前にこもる述語の話はなぜその名前が一回きりのものなのか(少なくともそう思わせる力を持つのか)ということを考えると興味がわく。そしてそれは名前というか、実体であるがゆえに他の名前(実体?)と関わるこ…
一応行き、粛々と投票。
何とかアリストテレス読み終えたので。 ライプニッツ『形而上学叙説』清水・飯塚訳。 中央公論社『世界の名著25 スピノザ ライプニッツ』所収、1969。 (リンクは中公クラシックスで復刊されたもの) いきなりはじめから躓く。いきなり神から話を始められて…
唐突に頭に浮かんだんだけど、おそらくは最近読んだユクスキュル『生物から見た世界』ISBN:4003394313うと思う。そこに重ねあわされるのがナウシカの(あるいは大魔界村の?)腐海、のイメージ。環世界と環境の微妙な交差点を考えてしまう。
エロスとは端的にいって「生き急がせる力」のことだ。同様にタナトスとは「死に急がせる力」のことだ。バタイユの『エロティシズム』の最初はそういうことを言っている。難しいのは、生き急ぐことは結果的に早い死をまねくことがありうるし、死が止まること…
リップスライム『グッジョブ!』asin:B0006H2YOC。 「JOINT」、「STEPPER'S DELIGHT」は知ってたけど、他の曲も結構好み。 ミシンが細かく目を刻みながら服を縫い上げていくときのような爽快感。 一応EASTEND×YURI「denimed-soul2」参加当時から知ってるから…
パソコンが壊れ、修理に出していた(出してても変わりない更新速度だけど)。けど、パソコンがなくなって思ったのが、本が読めること。こうやってパソコンが戻ってきても、もう少し控えるようにしよう。
ここでもちょっと書いたけど、僕が朝聞いているラジオ6sence(そう言えばリップも6センスって言葉使ってたな「エブリデーは 点と線 つなぐ 6センス」(JOINTより))のパーソナリティである七尾藍佳さんのエッセイ本。対僕マーケティングはたぶんおそろしく…
ということで、故障中に買って読んだ本の感想などを。
月曜社のスタッフが書いている「ウラゲツ☆ブログ」に詳細な解説記事があるのでそちらを読んだほうがいいし(8月21日の記事)、僕も半分はそれに影響されて購入、一読。 印象としてはよくも悪くも教科書的というか、紹介的な本。これは決してポジティヴな評価…
『ニコマコス倫理学』は面白かった。『形而上学』でも思ったが、あくまで論理学的な部分、個別撃破的な論の進め方にこだわっていると感じた。確かに、たまに木を見て森を見ずというか、あまりに変な個別事例を持ち出してくることもあるけれど、それを悪く言…
『ニコマコス倫理学』、一応読めた。次は『心とは何か』を読む予定。『生物から見た世界』同時進行にするか。
引越しして数ヶ月経ったが、図書館を見つけ、入ってみた。 そこで久野収編の三木清論集を読んだんだけど、その中の解説で編者が「三木とよく似た思想家はドイツのヴァルター・ベンヤミンであろう」とか書いてあった。実は僕もよく似ていると思っていたので、…
とは誰か リミックス・産業・著作権" title="その音楽のとは誰か リミックス・産業・著作権" class="asin"> 増田聡『その音楽のとは誰か リミックス・産業・著作権』2005、みすず書房。1999年に出された博士論文がもととのこと。現在はいろいろなところで活…
後半2日間。記憶薄れてきてました。
アリストテレス『ニコマコス倫理学』 ISBN:4003360419(上) ISBN:4003360427(下) 読むこと。
先週の夏休みについてちょっとずつ書きます。今日は前半二日分。
面白かったし、いろんな話を聞けた。同期で現在博士課程の友人からは現在進行中の企画についての話が聞けたし(以前ここで言及した友人。やっぱりノゲスはチェックされていた)、他のみんなの話からは現在の研究室の状況が面白く聞けた。 その上で僕なりに感…
この日は戻るだけ。実家で十分に休息をとった後、無事現住所にたどり着く。
いい意味で虚ろになれた日だった。まじめな話もちょっとしたけど、もうちょっとそういう話を聞かせてほしかった気もする。 それよりは帰り道がやばかった。車の不便さを思い知らされた。
それぞれの車で自由行動。僕の車は酒蔵見学→土産購入→天橋立→温泉→帰りルート。 酒蔵見学。呑めない(当たり前)なので、同乗者の評価をベースに実家へのお土産を買う。 土産屋。お腹すいている(前日の宿は素泊まりだったため)のでいろいろ買って食う。時…
積極的休養ということで言えば、この日が一番休めた日であったと思う。
就寝。