で、

今は判断力批判に進む前に乱読期を作っていろんな本をパラ読み中。
『受動的綜合の問題』ISBN:4772004475、いわゆるフッセリアーナ中の一つなんだけど、これを読むと草稿研究が必要だということがよくわかる。現象学的分析が細かく、具体的。どうしても『イデーン』や『デカルト省察』は「現象学的哲学」になってしまっているということがわかる。
ニーチェ1』ISBN:4582761798。こちらは存在論というフィルターがかかってはいるけれど、これも現象学的な(読解)実践だと思う。難しいことにはかわりないんだけど、こういう(長いけど若干具体的な分析になっている)のをももっと紹介されていいんじゃないかと思うのは頭の悪い僕だけなのだろうか。
…しかし「いろんな本」とか書いているけど全然傾向偏っているな。