本屋でみた新刊

 ・『感覚の論理』ジル・ドゥルーズ著、山県煕訳、法政大学出版局
絵が豊富で、かつ版も大きいのを採用しているため「ベーコンの絵の本」としても読める、と思った。ただし、高い。仕方ないのかもしれないけれど。ヒュームの『人間知性新論』もウニベルシタスではなく、高かったことを思い出した。訳すのが必要な本と、需要が見込める本かどうか(=値段を安くしていいかどうか)ということはまだまだ問題があるのかもしれない。

あと、
 ・『身体なき器官』スラヴォイ・ジジェク長原豊訳、河出書房新社
 ・『ヘーゲル』栗原隆著、NHK出版、「哲学のエッセンス」シリーズ
なども出てきていた。
ヘーゲル』は「大人になる」というフレーズが出てきていて、昔出てた(というより検索するとこっちが先に来る)『ヘーゲル・大人のなりかた』西研著、NHKブックスを思い出す。要約するとヘーゲルは大人になるということの哲学になってしまうのか?はたまたNHK出版だからそうなのか?ちょっと興味をもつ。