断片2

自らが死ぬことから目を背けることで成り立つ、とする生への考え方に対する、生き急ぎとしての死、あくまで(死を忘れている、忘れさせるはずの)生に内在する死という考え方。前者は結局のところ死を無限遠点的なものとして、より徹底して死を忘れる仕方に過ぎないのではないか。