ちょっと前に買った
N.グッドマン『事実・虚構・予言』雨宮民雄訳、勁草書房、1987,1999。ISBN:4326151943
を読む。もともとルクールの『科学哲学』、飯田隆さんの『クリプキ』を読んだときからいつかは読まなければと思ってたのだけれども、面白かった。過去から未来を予測するとき、どう予測しているのかということについて、少し独特の言葉があるけれど(投射、擁護、何よりグルー、ブリーン)、それも必要性がはっきりしているためわかりやすいと思う(その分議論についてしっかり考えなければいけないようにできてはいるのだけれども)。
また、グッドマンの解決法よりこのパラドクスのほうが有名なのはそれはそれで面白い。解決法よりパラドクスが共通の話題になるということ(それだけ問題が開かれていること)にもなるほどと思った。中断中のフロイトも読まないと。