たぶんフーコーが舞台裏にいる

吾妻ひでお失踪日記ISBN:4872575334。どうしても
花輪和一刑務所の中ISBN:4883790657読んでしまう。

非日常的な場面を淡々と(とは言っても二人の方向は違う。花輪のほうは本当にあるがままに書いているという気がするが、吾妻のほうは最初ではっきりと自分の中で取捨選択したものを描いていると描いている)描いているからこそ、その人がどう巻き込まれているのか、言い換えれば作者の実体験を透かして全体的なものが見えるようになっていると思う。