最近

宮台真司さんの本が読めるようになってきたので

を買ってきて読む。僕の場合、難しいし、システム理論(および僕の場合構造主義)に対するひどい偏見があったからなんだけど(今でも定義できてないけれど)、そういう先入見なしで読めるようになったというか。ウェーバーを読んだりして、自分なりの輪郭をとりあえず描けるようになったことが大きいのかもしれない。哲学と社会学では理論/実践の関係が異なる(一方はあくまで事実に即したところから離れる<理念型>にしかならないが、もう一方は理屈の整合性からはじまっている)、しかし理論、思想的側面という意味では共通点を持つ、だからこそ混同しやすい…。そういうことに気づくと、例えば宮台さんが「ロビー活動」なんていっていることもちょっとだけわかる気がした(レッシグとか読んでいると、悪いイメージしかつかないし)。こうなると、自分が<思い込んでた>ことがたとえ本の中で罵倒されてたりしてもとりあえず聞くことができる。そんなこんなで通読。「エイリアンズ」は買わなかったけれど、買ってもいいかな。でも、ネットで『知の考古学』衝動買いしてしまったし…。