『フッサール『幾何学の起源』講義』

メルロ=ポンティ講義ノート部分だけをさらっと読む。言い方はわからないけど、自分が時間的存在(?存在することとは時間的に存在することではなかったか)であることが少しだけ実感できた。ここで主に論じられているフッサールの『幾何学の起源』と『コペルニクス説の転覆』については、斉藤慶典さんの『フッサール 起源への哲学』でも論じられていたが(あるいは論じられていたのを読んでいたからか)、この二つが上手につながっている。デリダの序説しか(しかも中途半端に)読んでない身にとっては新鮮だった。

あとは半分以上残っている他の人の論文群。ノゲスの「メルロ=ポンティにおける数学の問題」とか、僕の友人でカヴァイエス論じているのがいるけど、どう読むのか聞いてみたい(デリダも読んでいるみたいだし)。